薬局の薬剤師と先生の説明が違う、とおっしゃった患者様がいらっしゃいました
先日ある喘息のお子様が診察に見えたときのことです。前回の診察で喘息のコントローラーとしてアドエアというお薬を処方いたしました。アドエアは毎日決まった時間に吸入することによって、患者様のQOLを良くし、発作を予防し、さらに喘息の根本的な病態である気管支の炎症の進展を防ぐという目的を持っています。アドエアはステロイドと長時間作用型のβー刺激剤の合剤です。アドエアについての一番確かな情報であるものにメーカーが医療関係者に向けて書いた薬剤添付文書というものがあります。そこには次のような記述がされています。この薬剤は喘息の発作を改善するものではなく、急性の喘息発作には用いないこと。
さて薬を調剤した某ウ○○○○薬局の薬剤師は何と説明したかというと、アドエアは発作止めの薬です、というものでした。結果、その患者様は、アドエアを定期的に吸入することをしないでいてしまいました。もちろん、状態は全然改善しませんでした。そういう説明を受けて、再度、診察にいらしたとき、薬剤師がそう説明していた。先生の説明と違う、と言われたとき、私は日本の医療はこれだから駄目なんだと思いました。院外処方をして医薬分業といっているが、日本では医師(特に国立大学卒業)と他の職種の人にあまりにも、能力、および努力、責任感というものについて、差がありすぎるのです。勿論、全部が全部そういうわけでは当然ありません。どの職種でも、努力家で、実に優秀で、責任感の強い人は必ずいます。ただ、ある割合で存在する無知なものが、いい加減な知識で、その言動に責任感のかけらも持たず、行動するなということを感じました。日本では何かあると、すぐに医師のことが非難されますが、正直言って、国立の医学部出身の医師は滅茶苦茶優秀です。責任感とプライドをもって仕事をしております。よく聞く言葉に「それは、先生に聞いてください、と言われました」というものがあります。何というプライドのない発言なのでしょうか。ここらで止めておきましょう。絶望的な気持ちになってきますから。そこで薬園台クリニックでは処方した薬剤について、ご希望される方には薬剤情報を無料で進呈することにいたしました。本当に正確で要点を記載してあるものをと思って準備しました。ご希望の方はご遠慮せずにお申し付けください。


コメント