盟友の兄の病気①
私の盟友と言ってもよい人から先日相談を受けました。内容は兄が検診で肝機能が軽度の異常を示したから、某埼玉県の病院を受診した。その結果肝臓に腫瘍が見つかった。良く分からないが、大腸カメラをしたり肺のCTをとったり、様々な血液検査をしているが、確定診断にいたっていない。もう2ヶ月近くなるが、大丈夫だろうか?意見を聞かせてもらえないか?というものでした。
私は二つ返事で了承し、その人に(以降H氏と記述)今かかっている病院に頼んで、検査データと画像を借り出して、私に見せてくれと頼みました。
それから、数日後、H氏が頼んでいたデータと画像を持って、薬園台クリニックに来ました。そして、データと画像を僕に渡して、僕の意見を聞かせて欲しいと言いました。
まず、血液検査のデータを見ました。軽度のトランスアミラーゼの上昇と、γーGTPが200ちょっとでした。肝炎ウイルスはnegativeで、IgMは正常、IgAも正常、抗ミトコンドリア抗体は陰性、黄疸は無く、腫瘍マーカーもほぼ正常でした。
ついで、エコー画像を見ました。直径約10Cmの辺縁不正、内部はのう胞様で一部モザイクパターンのSOlが認められました。
その次に腹部CTを見ました。辺縁不正、主に表面から造影される巨大なMassが肝右葉中心に一部左葉にもまたがり存在し、内部は低吸収域が目立つものの、辺縁近くは不正なモザイク様な部位の存在があり、そのMassは門脈と肝静脈を巻き込み、肝臓の末梢では胆管の拡張と思われる所見がありました。
そして、大腸カメラの所見は写真を見る限り、ほぼ正常で、胸部CTも軽度気腫性変化を認めるものの明らかな異常所見はありません、PETでは、肝臓のNassに一致した取り込みを認めるのみというものでした。
この時点で鑑別疾患はかなり絞られました。肝炎ウイルスは否定、原発性胆汁性胆管炎はIgM、抗ミトコンドリア抗体陰性より否定的、CTで胆嚢はスペアされており、大腸カメラでは大腸腫瘍は見つからずと言った具合に考えると、肝血管腫、極めて可能性は低いけれど原発性肝癌、胆管細胞癌などが一応考えられるとまず話しました。
ただし、肝胆膵の癌、消化管の癌を開業の前に専門として、最先端の治療を専門にしてきた、臨床医の僕の診断だが、まず、間違いなくこれはmalignancy(悪性のものの意味、通常癌のこと)だよ、可能性としては恐らくCCCが一番、次いで、組織では悪性ではない血管腫、でも、臨床的に悪性としか考えられないものがあって、僕は今まで2例だけ、経験したことがある、そして、これも、薄いけれど、念頭に置かなくてはいけないんだが、悪性リンパ腫と言うところだね。
すぐに、確定診断をつけて、そうだな生検して、治療をした方が良いと思うよ、僕に任せえるなら、全部セッティングするけれど?どうする?と話しました。
H氏は即答しました。分かった、先生に任せるよ。お願いします。兄には明日朝一番で私が話しに行くから。
それを受けて、早速連絡をとり、最速で必要なことができ、ベッドも確保でき、かつ、経験、知識もともに十分で、成績も良いところを選びました。
続きます。
私は二つ返事で了承し、その人に(以降H氏と記述)今かかっている病院に頼んで、検査データと画像を借り出して、私に見せてくれと頼みました。
それから、数日後、H氏が頼んでいたデータと画像を持って、薬園台クリニックに来ました。そして、データと画像を僕に渡して、僕の意見を聞かせて欲しいと言いました。
まず、血液検査のデータを見ました。軽度のトランスアミラーゼの上昇と、γーGTPが200ちょっとでした。肝炎ウイルスはnegativeで、IgMは正常、IgAも正常、抗ミトコンドリア抗体は陰性、黄疸は無く、腫瘍マーカーもほぼ正常でした。
ついで、エコー画像を見ました。直径約10Cmの辺縁不正、内部はのう胞様で一部モザイクパターンのSOlが認められました。
その次に腹部CTを見ました。辺縁不正、主に表面から造影される巨大なMassが肝右葉中心に一部左葉にもまたがり存在し、内部は低吸収域が目立つものの、辺縁近くは不正なモザイク様な部位の存在があり、そのMassは門脈と肝静脈を巻き込み、肝臓の末梢では胆管の拡張と思われる所見がありました。
そして、大腸カメラの所見は写真を見る限り、ほぼ正常で、胸部CTも軽度気腫性変化を認めるものの明らかな異常所見はありません、PETでは、肝臓のNassに一致した取り込みを認めるのみというものでした。
この時点で鑑別疾患はかなり絞られました。肝炎ウイルスは否定、原発性胆汁性胆管炎はIgM、抗ミトコンドリア抗体陰性より否定的、CTで胆嚢はスペアされており、大腸カメラでは大腸腫瘍は見つからずと言った具合に考えると、肝血管腫、極めて可能性は低いけれど原発性肝癌、胆管細胞癌などが一応考えられるとまず話しました。
ただし、肝胆膵の癌、消化管の癌を開業の前に専門として、最先端の治療を専門にしてきた、臨床医の僕の診断だが、まず、間違いなくこれはmalignancy(悪性のものの意味、通常癌のこと)だよ、可能性としては恐らくCCCが一番、次いで、組織では悪性ではない血管腫、でも、臨床的に悪性としか考えられないものがあって、僕は今まで2例だけ、経験したことがある、そして、これも、薄いけれど、念頭に置かなくてはいけないんだが、悪性リンパ腫と言うところだね。
すぐに、確定診断をつけて、そうだな生検して、治療をした方が良いと思うよ、僕に任せえるなら、全部セッティングするけれど?どうする?と話しました。
H氏は即答しました。分かった、先生に任せるよ。お願いします。兄には明日朝一番で私が話しに行くから。
それを受けて、早速連絡をとり、最速で必要なことができ、ベッドも確保でき、かつ、経験、知識もともに十分で、成績も良いところを選びました。
続きます。


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