アメリカの医療の実態は・・・・①
夏季休診の間、当クリニックを信頼して下さり、ご愛顧してくださっている、私の最も愛する患者様には深いご理解をいただけて、まことに感謝すると同時に不便な思いをさせてしまったことをお詫び申し上げます。
私は某米国に行き、アメリカの医療を学んで参りました。数年ぶりに訪れたアメリカの医療は、ますますいびつさを増していました。もちろん、医療技術は一部ではやはり最先端で、アメリカならこの病気も治せるかもしれないと、感動する場面がいくつもありました。総合病院、および大学病院、財閥が基金を作りそこが運営する病院のいくつかに最初に行き、旧友と身の上話や、崩壊しつつある日本の医療について議論をしたり、実に合理的な医療での役割分担がさらに進歩をしているのを感じてうらやましさを感じたりしました。そして、今回の目的である、ホームドクター、日本の開業医が相当しそうですが、実際はかなり違う、に転身したLee君、以下Dr.Lのところに行きました。
まず、アメリカで診察を受ける場合のことをお話しします。原則として、診察は予約制で、早くて翌日になります。日本のように当日行っても大丈夫ではありません。さらに、その病院が初めての方は、本人の社会的位置や保証人、さらには加入している民間(がほとんど)の医療保険を書かせられます。もちろん、虚偽はすぐにばれ、ペナルティーもしっかりと請求されます。それが通ると初めて予約時間を伝えられます。その日のその時間に行き、しばらく待っていると、問診票の提出を命じられます。アメリカでは前もって、問診票に記入を終え、用意しておくことが多いです。提出後、だいぶ待って、中に入るように言われます。そこで、血圧測定、体温測定、さらに詳しい問診、アレルギーの有無や、既往歴、家族歴、症状、それまでに受けた治療、簡単な聴診、打診、採血、画像検査、動脈血ガス測定まで、ドクターが口頭で指示したものをナースが全て行います。それらの情報と検査結果がそろうまでの間、何もなければ、また待ちます。そして、検査結果、ナースからの情報などが全て整い、ドクターに渡されます。それを見て、ドクターは病気の診断と治療をほぼ決定することになります。もちろん、確認の診察と問診が必要ならドクターが最後にもう一度します。そして、診断と病気の説明をし処方箋をかいたり、点滴や追加検査を支持します。
これだけでも日本との違いが際立っています。箇条書きにすると。
①医療費が払えるかの確認が取れないと診察を受けられない。
②予約を取らないと診察を受けられない。
③簡単な診察や検査は日本では医師しかできない動脈血採血までナースがこなす。
④ドクターは集まった情報から医学知識を動員して診断、治療を決定する。→ドクターはドクターの役割に集中できる体勢です。
これが、以下に合理的かつ正しいかは医師ならばみんなわかると思います。
しかしながら、私には、なんともいえない不愉快な気分にさせれれる体制なのです。アメリカの医療は箇条書きにするとこうも言えます。
①医者は独断で患者の診察を拒否できるんだ。
②貧乏人は診察しないよ。
③ナースの診察だけかい?医者も見てくれよ!
④具合の悪い当日こそ診察してほしんだよな!
こんな感じです。日本と比べていかがでしょうか?
また、アメリカのクリニックではまず見られない光景があります
私のクリニックの善良で紳士的な患者様には今まで5人ほどしかいませんでしたが(少なくとも3回以上来院してくださった方ではゼロです。)日本で最近多いという次のような光景がありません。すなわち。
①健康保険の資格が切れている保険証を、それを承知で受付に提出して、保健医療を受けようとする人。これは詐欺罪に相当します。
②以前医師に暴力をふるったり、暴言を吐いたり、窓口負担金をはらわなかったという事実があるにも関わらず、平気な顔できて診察を要求する人たち。そして、前回の医療費を請求すると、大声で恫喝しいちゃもんをつける、患者様。
③採血から点滴、薬の準備、後片付けまで全部一人でする、特に大学病院、公立病院で多くみられる、みんなは暇しているのになぜか忙しい雑用だらけの医師。
④夜間救急、救急の患者様のための外来に夜中にいらっしゃって3日前から微熱があって今もある、何とかしろとかいう方。
⑤夜間救急に深夜、救急車でいらっしゃって、到着と同時に車から飛び降りて、元気に歩いて、咳が朝からあるから、明日仕事に行けないといけないから診てくれとおっしゃって、さらにタクシー使うと金かかるからよーと説明してくださる方。
※私が救急外来で当直をして救急車で搬送された患者様(?)の約8割5分以上おそらく9割強は軽症で救急搬送などは全く必要ありませんでした。逆にタクシーなどで来られ、みっともなくないようにと着替えまでなさって来られるような方に重症の方が非常に多くいました。救急車で来られる方にモラルが低下している方が多いのはだれもが納得する現実でした。しかし、1割の方は本当に救急車を必要とする方でした。したがって、救急車は絶対に必要です。日本人のモラルの低下が問題なのだと思います。ちなみに、先進国で救急車が無料なのは日本だけです。有料化にすればよいと思いますが。本当に払えない人を除いて。
だんだん悪くなる日本の医療と医療関係者そしてほんの一部の心ない患者様ですが、さいわいまだ大多数には日本人の良心と礼節が残っています。
薬園台クリニックの患者様で再来以上の方にはまず、常識が欠如した方はいらっしゃいません。
それゆえに、私は患者様を本当に大切に思え、感謝の念をいつも持ちながら診察を続けられるのだと思います。
薬園台クリニックを受診してくださる皆様、本当にありがとうございます。これからも、誠心誠意診察をさせていただきます。
次回はアメリカ型医療に日本の医療がなったらどうなるかを考えてみたいと思います。
私は某米国に行き、アメリカの医療を学んで参りました。数年ぶりに訪れたアメリカの医療は、ますますいびつさを増していました。もちろん、医療技術は一部ではやはり最先端で、アメリカならこの病気も治せるかもしれないと、感動する場面がいくつもありました。総合病院、および大学病院、財閥が基金を作りそこが運営する病院のいくつかに最初に行き、旧友と身の上話や、崩壊しつつある日本の医療について議論をしたり、実に合理的な医療での役割分担がさらに進歩をしているのを感じてうらやましさを感じたりしました。そして、今回の目的である、ホームドクター、日本の開業医が相当しそうですが、実際はかなり違う、に転身したLee君、以下Dr.Lのところに行きました。
まず、アメリカで診察を受ける場合のことをお話しします。原則として、診察は予約制で、早くて翌日になります。日本のように当日行っても大丈夫ではありません。さらに、その病院が初めての方は、本人の社会的位置や保証人、さらには加入している民間(がほとんど)の医療保険を書かせられます。もちろん、虚偽はすぐにばれ、ペナルティーもしっかりと請求されます。それが通ると初めて予約時間を伝えられます。その日のその時間に行き、しばらく待っていると、問診票の提出を命じられます。アメリカでは前もって、問診票に記入を終え、用意しておくことが多いです。提出後、だいぶ待って、中に入るように言われます。そこで、血圧測定、体温測定、さらに詳しい問診、アレルギーの有無や、既往歴、家族歴、症状、それまでに受けた治療、簡単な聴診、打診、採血、画像検査、動脈血ガス測定まで、ドクターが口頭で指示したものをナースが全て行います。それらの情報と検査結果がそろうまでの間、何もなければ、また待ちます。そして、検査結果、ナースからの情報などが全て整い、ドクターに渡されます。それを見て、ドクターは病気の診断と治療をほぼ決定することになります。もちろん、確認の診察と問診が必要ならドクターが最後にもう一度します。そして、診断と病気の説明をし処方箋をかいたり、点滴や追加検査を支持します。
これだけでも日本との違いが際立っています。箇条書きにすると。
①医療費が払えるかの確認が取れないと診察を受けられない。
②予約を取らないと診察を受けられない。
③簡単な診察や検査は日本では医師しかできない動脈血採血までナースがこなす。
④ドクターは集まった情報から医学知識を動員して診断、治療を決定する。→ドクターはドクターの役割に集中できる体勢です。
これが、以下に合理的かつ正しいかは医師ならばみんなわかると思います。
しかしながら、私には、なんともいえない不愉快な気分にさせれれる体制なのです。アメリカの医療は箇条書きにするとこうも言えます。
①医者は独断で患者の診察を拒否できるんだ。
②貧乏人は診察しないよ。
③ナースの診察だけかい?医者も見てくれよ!
④具合の悪い当日こそ診察してほしんだよな!
こんな感じです。日本と比べていかがでしょうか?
また、アメリカのクリニックではまず見られない光景があります
私のクリニックの善良で紳士的な患者様には今まで5人ほどしかいませんでしたが(少なくとも3回以上来院してくださった方ではゼロです。)日本で最近多いという次のような光景がありません。すなわち。
①健康保険の資格が切れている保険証を、それを承知で受付に提出して、保健医療を受けようとする人。これは詐欺罪に相当します。
②以前医師に暴力をふるったり、暴言を吐いたり、窓口負担金をはらわなかったという事実があるにも関わらず、平気な顔できて診察を要求する人たち。そして、前回の医療費を請求すると、大声で恫喝しいちゃもんをつける、患者様。
③採血から点滴、薬の準備、後片付けまで全部一人でする、特に大学病院、公立病院で多くみられる、みんなは暇しているのになぜか忙しい雑用だらけの医師。
④夜間救急、救急の患者様のための外来に夜中にいらっしゃって3日前から微熱があって今もある、何とかしろとかいう方。
⑤夜間救急に深夜、救急車でいらっしゃって、到着と同時に車から飛び降りて、元気に歩いて、咳が朝からあるから、明日仕事に行けないといけないから診てくれとおっしゃって、さらにタクシー使うと金かかるからよーと説明してくださる方。
※私が救急外来で当直をして救急車で搬送された患者様(?)の約8割5分以上おそらく9割強は軽症で救急搬送などは全く必要ありませんでした。逆にタクシーなどで来られ、みっともなくないようにと着替えまでなさって来られるような方に重症の方が非常に多くいました。救急車で来られる方にモラルが低下している方が多いのはだれもが納得する現実でした。しかし、1割の方は本当に救急車を必要とする方でした。したがって、救急車は絶対に必要です。日本人のモラルの低下が問題なのだと思います。ちなみに、先進国で救急車が無料なのは日本だけです。有料化にすればよいと思いますが。本当に払えない人を除いて。
だんだん悪くなる日本の医療と医療関係者そしてほんの一部の心ない患者様ですが、さいわいまだ大多数には日本人の良心と礼節が残っています。
薬園台クリニックの患者様で再来以上の方にはまず、常識が欠如した方はいらっしゃいません。
それゆえに、私は患者様を本当に大切に思え、感謝の念をいつも持ちながら診察を続けられるのだと思います。
薬園台クリニックを受診してくださる皆様、本当にありがとうございます。これからも、誠心誠意診察をさせていただきます。
次回はアメリカ型医療に日本の医療がなったらどうなるかを考えてみたいと思います。


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