無料ブログはココログ

医療

2008年10月 6日 (月)

H20年度インフルエンザ予防接種料金

昨年は抗インフルエンザ薬「タミフル」による異常行動
の疑い事件などがあり、インフルエンザに罹患した患者様
の治療で戸惑うような場面が時折ありました。
そのとき、100%インフルエンザを発症することはできませんが、やはり予防接種をすることが重要だとあらためて実感いたしました。そこで、今年度のインフルエンザ予防接種についてです。

予約受付中です。
13歳以上は1回、13歳未満は2回接種が原則です。
料金
13歳以上 1回 1980円
13歳未満 1回 1980円 
ただし2回セットで申し込まれると3900円

以上のようにさせていただきます。

2008年8月20日 (水)

アメリカの医療の実態は・・・・①

 夏季休診の間、当クリニックを信頼して下さり、ご愛顧してくださっている、私の最も愛する患者様には深いご理解をいただけて、まことに感謝すると同時に不便な思いをさせてしまったことをお詫び申し上げます。
 私は某米国に行き、アメリカの医療を学んで参りました。数年ぶりに訪れたアメリカの医療は、ますますいびつさを増していました。もちろん、医療技術は一部ではやはり最先端で、アメリカならこの病気も治せるかもしれないと、感動する場面がいくつもありました。総合病院、および大学病院、財閥が基金を作りそこが運営する病院のいくつかに最初に行き、旧友と身の上話や、崩壊しつつある日本の医療について議論をしたり、実に合理的な医療での役割分担がさらに進歩をしているのを感じてうらやましさを感じたりしました。そして、今回の目的である、ホームドクター、日本の開業医が相当しそうですが、実際はかなり違う、に転身したLee君、以下Dr.Lのところに行きました。
 まず、アメリカで診察を受ける場合のことをお話しします。原則として、診察は予約制で、早くて翌日になります。日本のように当日行っても大丈夫ではありません。さらに、その病院が初めての方は、本人の社会的位置や保証人、さらには加入している民間(がほとんど)の医療保険を書かせられます。もちろん、虚偽はすぐにばれ、ペナルティーもしっかりと請求されます。それが通ると初めて予約時間を伝えられます。その日のその時間に行き、しばらく待っていると、問診票の提出を命じられます。アメリカでは前もって、問診票に記入を終え、用意しておくことが多いです。提出後、だいぶ待って、中に入るように言われます。そこで、血圧測定、体温測定、さらに詳しい問診、アレルギーの有無や、既往歴、家族歴、症状、それまでに受けた治療、簡単な聴診、打診、採血、画像検査、動脈血ガス測定まで、ドクターが口頭で指示したものをナースが全て行います。それらの情報と検査結果がそろうまでの間、何もなければ、また待ちます。そして、検査結果、ナースからの情報などが全て整い、ドクターに渡されます。それを見て、ドクターは病気の診断と治療をほぼ決定することになります。もちろん、確認の診察と問診が必要ならドクターが最後にもう一度します。そして、診断と病気の説明をし処方箋をかいたり、点滴や追加検査を支持します。
 これだけでも日本との違いが際立っています。箇条書きにすると。
①医療費が払えるかの確認が取れないと診察を受けられない。
②予約を取らないと診察を受けられない。
③簡単な診察や検査は日本では医師しかできない動脈血採血までナースがこなす。
④ドクターは集まった情報から医学知識を動員して診断、治療を決定する。→ドクターはドクターの役割に集中できる体勢です。
これが、以下に合理的かつ正しいかは医師ならばみんなわかると思います。
 しかしながら、私には、なんともいえない不愉快な気分にさせれれる体制なのです。アメリカの医療は箇条書きにするとこうも言えます。
①医者は独断で患者の診察を拒否できるんだ。
②貧乏人は診察しないよ。
③ナースの診察だけかい?医者も見てくれよ!
④具合の悪い当日こそ診察してほしんだよな!
こんな感じです。日本と比べていかがでしょうか?
 また、アメリカのクリニックではまず見られない光景があります
 私のクリニックの善良で紳士的な患者様には今まで5人ほどしかいませんでしたが(少なくとも3回以上来院してくださった方ではゼロです。)日本で最近多いという次のような光景がありません。すなわち。
①健康保険の資格が切れている保険証を、それを承知で受付に提出して、保健医療を受けようとする人。これは詐欺罪に相当します。
②以前医師に暴力をふるったり、暴言を吐いたり、窓口負担金をはらわなかったという事実があるにも関わらず、平気な顔できて診察を要求する人たち。そして、前回の医療費を請求すると、大声で恫喝しいちゃもんをつける、患者様。
③採血から点滴、薬の準備、後片付けまで全部一人でする、特に大学病院、公立病院で多くみられる、みんなは暇しているのになぜか忙しい雑用だらけの医師。
④夜間救急、救急の患者様のための外来に夜中にいらっしゃって3日前から微熱があって今もある、何とかしろとかいう方。
⑤夜間救急に深夜、救急車でいらっしゃって、到着と同時に車から飛び降りて、元気に歩いて、咳が朝からあるから、明日仕事に行けないといけないから診てくれとおっしゃって、さらにタクシー使うと金かかるからよーと説明してくださる方。
※私が救急外来で当直をして救急車で搬送された患者様(?)の約8割5分以上おそらく9割強は軽症で救急搬送などは全く必要ありませんでした。逆にタクシーなどで来られ、みっともなくないようにと着替えまでなさって来られるような方に重症の方が非常に多くいました。救急車で来られる方にモラルが低下している方が多いのはだれもが納得する現実でした。しかし、1割の方は本当に救急車を必要とする方でした。したがって、救急車は絶対に必要です。日本人のモラルの低下が問題なのだと思います。ちなみに、先進国で救急車が無料なのは日本だけです。有料化にすればよいと思いますが。本当に払えない人を除いて。
だんだん悪くなる日本の医療と医療関係者そしてほんの一部の心ない患者様ですが、さいわいまだ大多数には日本人の良心と礼節が残っています。
 薬園台クリニックの患者様で再来以上の方にはまず、常識が欠如した方はいらっしゃいません。 
 それゆえに、私は患者様を本当に大切に思え、感謝の念をいつも持ちながら診察を続けられるのだと思います。
 薬園台クリニックを受診してくださる皆様、本当にありがとうございます。これからも、誠心誠意診察をさせていただきます。
 次回はアメリカ型医療に日本の医療がなったらどうなるかを考えてみたいと思います。       

                        
    
  


     

2008年3月29日 (土)

他院で処方された薬で

 新患の患者様で時々、今の病気で当クリニックを受診される前に他院を受診されて来る方がいらっしゃいます。そして、その医療機関で出された薬で具合が悪くなった、副作用がでた、全然良くならないなどなどを仰る方が稀ではありますが、いらっしゃいます。そんな時、私はどう返答するかいつも考えてしまいます。
 勿論、中には、今時この治療は無いでしょうという処方をされている方も見受けられます。しかし、ほとんどが私から見ても、理にかなった正しい、治療です。
 そして、ここで皆様に理解していただきたいことがあります。それは、後から診た医師の方が、患者様の症状がより明確になっていて、疾患の性質がつかみやすく、診断の確度が高いということです。すなわち後医は名医なのです。一番初めに診た医師は、まだ症状が出揃っていない状態で、しかも、その患者様の情報が非常に乏しいままで、診断・治療をしなければなりません。これは、私も例外ではありませんが、非常に大変なことです。そして、問診、診察を、検査を通して、複数考えられる病気の中で、もっとも可能性の高い病気を絞りだしていきます。当然、後に診る医師よりも困難なことをしています。
 ですから、最初の医師はこうこう考えてこの薬を処方されたのでしょう、と説明します。勿論、明らかに間違った治療の場合はオブラートに包んで説明し、薬を変えますけれど。
 そして、副作用がでたと仰られるときは、前の医師は副作用が出ることは可能性として考えますが、副作用を出そうと思って処方したわけではありませんので、いわば不可抗力です。
 以前私は自分が処方した薬で、薬疹がでたと、そして、あそこの医者は最低だとネットで実名で誹謗中傷されたことがあります。なんでもその方は、薬疹?副作用?が出たと思い、その日に3個の医療機関を受診し、最後に薬疹と診断されたそうです。前の2件はでは違うと診断されたのでしょうね。それで、もう一件と受診し、前の医者の薬飲んだら、こんなに・・・・・と熱弁したのではないでしょうか?
 明らかに薬物の副作用が考えられるというのは、実はそれほど多くはありません。普通の医師ならば、代表的な副作用は頭に入っています。それ以外でこれは前の薬の副作用だと自信をもって言えることは、実際にはまずありません。状況から判断する限りこれこれの副作用またはアレルギーが考えられるが確定はできないということがほとんどなのです。そして、薬物アレルギーや薬疹、副作用は確定する手段はほとんどありません。ですから、前医の処方した薬でこんなになってしまいました、と仰られても、「そうですね。」と一緒に相槌をうち、その医師の悪口を言う気にはなれないのです。
 このように、前医は名医ではないのは、当たりまえなのです。
 そして、ちょっと悲しいですが、そうして、前医を罵倒する患者様は私のことも、きっと、悪く言うに違いないのです。それはほぼ、100%間違いないのではと思います。
基本は薬のアレルギーや薬疹、だと思ったら、その患者様はまず、処方した医師に診察をしてもらう、ということだと思います。きっと、丁寧に、それは関係ないとか疑われとか、説明しますよ。
後医は名医は医師の間では、非常に理にかなっている常識と認識されています。

2008年3月15日 (土)

薬局の薬剤師と先生の説明が違う、とおっしゃった患者様がいらっしゃいました

 先日ある喘息のお子様が診察に見えたときのことです。前回の診察で喘息のコントローラーとしてアドエアというお薬を処方いたしました。アドエアは毎日決まった時間に吸入することによって、患者様のQOLを良くし、発作を予防し、さらに喘息の根本的な病態である気管支の炎症の進展を防ぐという目的を持っています。アドエアはステロイドと長時間作用型のβー刺激剤の合剤です。アドエアについての一番確かな情報であるものにメーカーが医療関係者に向けて書いた薬剤添付文書というものがあります。そこには次のような記述がされています。この薬剤は喘息の発作を改善するものではなく、急性の喘息発作には用いないこと。
 さて薬を調剤した某ウ○○○○薬局の薬剤師は何と説明したかというと、アドエアは発作止めの薬です、というものでした。結果、その患者様は、アドエアを定期的に吸入することをしないでいてしまいました。もちろん、状態は全然改善しませんでした。そういう説明を受けて、再度、診察にいらしたとき、薬剤師がそう説明していた。先生の説明と違う、と言われたとき、私は日本の医療はこれだから駄目なんだと思いました。院外処方をして医薬分業といっているが、日本では医師(特に国立大学卒業)と他の職種の人にあまりにも、能力、および努力、責任感というものについて、差がありすぎるのです。勿論、全部が全部そういうわけでは当然ありません。どの職種でも、努力家で、実に優秀で、責任感の強い人は必ずいます。ただ、ある割合で存在する無知なものが、いい加減な知識で、その言動に責任感のかけらも持たず、行動するなということを感じました。日本では何かあると、すぐに医師のことが非難されますが、正直言って、国立の医学部出身の医師は滅茶苦茶優秀です。責任感とプライドをもって仕事をしております。よく聞く言葉に「それは、先生に聞いてください、と言われました」というものがあります。何というプライドのない発言なのでしょうか。ここらで止めておきましょう。絶望的な気持ちになってきますから。そこで薬園台クリニックでは処方した薬剤について、ご希望される方には薬剤情報を無料で進呈することにいたしました。本当に正確で要点を記載してあるものをと思って準備しました。ご希望の方はご遠慮せずにお申し付けください。